イーソルIPO【4420】 予想に関する掲示板の投稿

最終更新:2018/10/25

掲示板の反応

2018/10/20(土) 12:50:00投稿者:ats

市場規模拡大で商機、IoT社会進展も後押し―

 組み込みソフトウェア の重要性が増している。組み込みソフトとは、ファームウェアやエンベデッドソフトともいわれ、自動車や電化製品などさまざまな機器に搭載され、特定の機能を実現するための専用ソフトのこと。例えば、電波式デジタル時計の場合では、現在時刻を取得する機能と、表示装置に表示するといった機能を担うのが組み込みソフトとなる。もちろん、1台で複数の機能を持つ機器であれば、複数の組み込みソフトが必要となる。

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)技術戦略研究センターが2016年に作成した資料によると、14年の組み込みソフトウェア関連製品の国内市場は796億円だった。同年の世界市場規模は1兆1352億円で、さらに30年には1兆9900億円規模に拡大すると予想している。

●高品質のソフト開発で日本企業に優位

 組み込みソフトの拡大を後押しするのが、さまざまなモノがネットに接続されるIoT社会の進展と言われている。IoT 社会における組み込みソフトは、他のさまざまなモノと情報をやり取りしながら、状況に応じて各々の機能を発現する処理能力が要求され、同時に1台当たりの搭載数も増加するとみられている。

 例えば、組み込みソフトの約3割を占めるといわれている自動車分野では近年、衝突被害軽減ブレーキや車線維持システム、車間距離制御システム、駐車支援システムなどが実用化されたが、これらの装置に搭載された組み込みソフトは単独で作動するのではない。走行状況に合わせた最適な選択をするために、他の装置と連携しながら作動するといったより複雑な処理能力が求められることになり、組み込みソフトの高度化が必要となる。高品質のソフトを開発する能力に優れている日本企業にとって、活躍の場が広がることになろう。

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