富士電機【6504】 社長に関するTwitter・掲示板の投稿

最終更新:2019/05/09

Twitterの反応

要は事情を尽くし、そうすることが相互の利益であるということを繰り返し繰り返し説明していると、そのうちにだんだんとわかって来る。交渉ごとは短気は禁物、真情を吐露して、しかも粘ることが肝要である。-和田 恒輔(元富士電機社長) #meigen

掲示板の反応

2019/04/29(月) 22:25:00投稿者:6059ウチヤマホールディングス

齢をとるにつれて、どうしても感覚のズレは出てきます。それは致し方ありません。しかし、若い人にいろんなことを聞かれたときに、いかに自分なりの考え方を持ち、きちんと答えられるかが重要だと思います。これは自らをどう磨いているか、自分自身の姿を問われることにほかなりません。


私は役員になりたてのころから、若い人と一杯飲むのが趣味でした。労務担当役員として、組合の人たちとも様々なテーマで対話の場を持ちました。


当社も幹部社員を育成するため社員を選抜して、財務や組織の活性化などの講義を受けさせています。しかし、上司としての基本条件は、部下との対話ができることだと思います。


対話とは、たんに会って話をすればよいというものではありません。易しいことではないのです。なぜならきちんとした対話をするには、技術が必要だからです。プレゼンテーション能力、説得力はもちろん欠かせません。でも一番重要なのは、忍耐力でしょう。たとえば上司であれば部下の発言に最後まで耳を傾けるべきです。そうでなければ、信頼関係を築けません。


会長として対話のノルマを自分自身に課しています。昨年6月の就任を機に、「行動する会長」を掲げ、積極的にお客さんを回るようにしたのです。長い付き合いのある顧客の訪問は社長の仕事です。私は、取引のない会社、出入り禁止を申し渡された会社、営業が攻めあぐねている会社、そんなお客さんを集中的に訪問しました。目標は1週間で1社の割合です。1年目はほぼその公約を守れそうです。


富士電機では、二代前の社長だった中尾武さんが「対話が価値を生む」と標榜し、夕方から社員がお酒を飲んでくつろげる場を社内に作りました。飲み会を通じて、気持ちを通じ合わせようということでした。あれから10年以上たちますが、最近、対話の大切さを改めて実感しています。対話こそが新しい価値を生むのです。


いまの若い人は言葉をやりとりするのが好きです。人前で話をするのは上手いし、討論を仕切ったりまとめたりすることも上手です。しかし、心を触れ合わせた話し合いをしようという意識が希薄なのが少し心配です。

かつてのような没個性的なベクトル合わせは必要ないでしょうが、価値観を共有することはとても大事です。それには対話が欠かせません。新入社員には、対話で価値観を共有しようと訴えました。

by 加藤丈夫 富士電機会長

関連する記事
Twitter プロフィール
おすすめサイト